Kilim Fineでごゆっくり

Kilim Fineで販売している商品の事、トルコの事、日々の事など、お伝えしていきます。

ブルーモスク

ステンドグラスもみごとな美しさなのですが、モスク内に使われているタイルの美しさといったら。。。
写真があまりきれいに撮れなく残念ですが、モスクの壁に使われているイズニックタイルは、なんと約21,000枚。

16世紀当時、1つのタイル工房で1日に作られるタイルの数はわずか1枚か2枚でした。
そのため、当時のスルタンが多くのイズニックの町のタイル工房を独占し、短期間でブルーモスクを完成させましたが、
その後、従前の顧客を失ったイズニックの工房は衰退しました。
... ブルーモスク内のタイルは、オスマン帝国時代の最後の美しいタイルと言われています。
現在、陶器の中心はキュタフヤ地方に移っていますが、イズニックの伝統的な製法を復活させようと、
近年になり、職人さんや大学などの協力により、300年前の伝統技法が甦っています。

イズニックタイルの特徴は、粘土と一緒に石英(硬い鉱山物)・ガラス粉(水晶)が使われています。
石英・水晶を使うことにより、光を反射させることによって
表面の色に光沢や艶や強度が増し、鮮やかに見せることができるのです。


しかし・・・21000枚を貼る作業は気が遠くなりますね。
それよりもっと気が遠くなるのは、21,000枚全て手描きというところですね。(^_^;)


トルコに行かれる方は、ブルーモスクに入ってみてください。(入館は無料です。)
命の洗濯が出来ますよ。(*^_^*)

 f:id:kilim0816:20130629122106j:plain
f:id:kilim0816:20130629122200j:plain
 
f:id:kilim0816:20130629122235j:plain